苦痛・・・

苦手なことを強要されるほど苦痛なことはありません。
「絵を描くこと」って小さい頃は楽しかったのですが、ある日自分が下手だと言うことに気づいて「もうやりたくない」と思った日からずっと放り投げていたものだから、その下手さは放り投げたときの年齢のまま、いや、それ以下。
一生絵なんか描くことはないと思っていたのがここへ来てクローズアップされてしまいました。
毎日まゆは私に「絵を描け」と紙とペンを持ってきます。
描かないと怒るから下手ながらも描くけれど、自分の絵の下手さと絵心のなさを突きつけられているようで吐き気がしそうになります。
それでもまゆは私がどんなに下手なミッキーマウスやアンパンマンなどを描いてもそれと分かるから、「もしかしたら私もまんざらでもないのかな？」と一瞬思うけれどもどう見ても下手。いやそれ以上に絵を描くことって楽しくない；
まゆが紙とペンを持ってくるたび、「かんべんして〜」と思っている毎日です。