さようなら、ぴーちゃん

mayusachi2008-01-02


今回記憶が曖昧になっても私の顔を見ると「いつ帰るの?」と帰る日を気にしていました。
頭がしっかりしていた頃は帰る日が来ると「たづまず(あっと言う間)だな、あといつ来るの?」と私達が帰って行くのを寂しがっていました。
一日の日も私が同窓会に出るために廊下をバタバタと行ったり来たりしていたら、起きて「もう帰るの?」と言っていました。
「まだ帰んないよ」と言うと安心してまた横になりました。
私達が帰る予定の前日、二日の夕飯時事態は急変しました。
ベットで食事をしていたぴーちゃんを気遣って十分置きくらいに何度も顔をのぞきに行った母が何度目かに足を運んだ時、様子が急変。
私もまゆも何度も大声で「おばあちゃん」「ぴーちゃん」と呼んだけど反応せず、握った手は冷たく、固くなってしまいました。
救急車が来るまで心臓マッサージをして救急車が到着して人工呼吸しそしてぴーちゃんは父と救急車で病院に行きました。
まゆは「ぴーちゃんどこ行った?」「おじいちゃんは?」と言ってました。
おもちゃの電話に向かっても「ぴーちゃんとおじいちゃんいないの。ピーポーで行ったから」と話してそれから寝ました。
二時間くらいでぴーちゃんは戻ってきました。
まゆは毎朝起きるとぴーちゃんに「おはよう」と挨拶していたけど、白い布で顔が覆われたぴーちゃんをみてどう思うだろう?
私達が帰ってしまって寂しい思いをもうしたくないから先に旅立ってしまったのでしょうか?
ぴーちゃん、さようなら、そしてありがとう。